【J2「真夏の死闘」】ベガルタ仙台、中島元彦→郷家友太の絶妙崩しからエロンの初ゴールで先制も…アクシデント発生で逆転負け 大黒柱の移籍も痛恨【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
FW中島元彦の崩しから先制した仙台だったが…  撮影/中地拓也
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■エロンの初ゴールで仙台が先制

 アクシデントを乗り越えられなかった。

 J2リーグ第28節が8月24、25日に開催され、4位のベガルタ仙台は25日、8位のジェフユナイテッド千葉とアウェイで対戦した。仙台は前節まで3連勝で、3位のV・ファーレン長崎に勝点5差まで迫っている。一方の千葉はここ5試合の成績が1分4敗と苦しんでいるが、ミッドウィークの天皇杯でJ1の北海道コンサドーレ札幌を下し、ベスト8進出を決めている。

 仙台は出場停止明けのMF松井蓮之、前節は途中出場のFW中島元彦がスタメンに復帰し、お馴染みの4-4-2を組む。左SBには19日にFC町田ゼルビアからの加入が発表されたDF奥山政幸が起用された。

 仙台は開始早々にアクシデントに見舞われる。右SB高田椋汰が負傷交代してしまうのだ。代わってDF真瀬拓海に入った。

 試合の入りは悪くなかっただろう。ハイプレスとミドルブロックを使い分けながら、ピッチを幅広く使う千葉の攻撃を封じていく。

 24分には先制点を奪う。MF長澤和輝のロングパスを奥山が左サイドで受け、中島のテクニカルなプレーを経由してMF郷家友太が左ポケットへ侵入する。ゴール前へのライナーのクロスを、FWエロンがプッシュした。エロンは待ち望んだシーズン初ゴールだ。

 前半終了間際にCKから失点した仙台だが、後半開始直後の54分に再び一歩前へ出る。左CKをファーサイドのCB菅田真啓が頭で合わせ、GKが弾いたボールを中島が右足で蹴り込んだ。背番号7は3試合ぶりのシーズン9ゴール目だ。

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