■清水は前半から決定機を作るが…
「超攻撃的」は、しぶとい。
J2リーグ第28節が8月24、25日に行なわれ、首位の清水エスパルスは24日、19位の鹿児島ユナイテッドFCとアウェイで対戦した。
清水はいつもどおりの4-2-3-1のシステムで、前節からスタメンを3人変更した。原輝綺が2試合連続メンバー外の右SBに3試合ぶり先発の吉田豊が入る。また、前節の後半に負傷交代したCB高橋祐治に代わって、CB蓮川壮大が起用された。さらにMF中村亮太朗が2試合ぶりに宇野禅斗とダブルボランチを組む。
今シーズンの清水は、7敗すべてをアウェイで喫している。リーグ戦は今節を含めて残り11試合で、今節と次節の徳島ヴォルティスとのアウェイ連戦は、J1自動昇格圏の2位以内確保のために重要な意味を持つ。
序盤はやや押し込まれたが、15分にFW北川航也が決定的なシュートを放つ。ここから清水は主導権を握っていく。MF乾貴士のチャンスメイクとセットプレーから相手ゴールへ迫るものの、フィニッシュの精度を欠いてしまう。
37分には中村が縦パスを差し込み、北川がワンタッチでさばいて乾へつなぐ。背番号33が前を向く。ひとり目のDFをマタ抜きでかわし、スルスルとドリブルで持ち込む。ペナルティエリア内まで運んで右足を振ったが、惜しくもバーを越えていった。
アディショナルタイムには、MFルーカス・ブラガがペナルティエリア右でフリーになる。これも決定的なシーンだったが、シュートは右ポストを叩いてしまった。