8月29日、日本サッカー協会はFIFAワールドカップ26アジア最終予選の第1戦、第2戦に挑むサッカー日本代表のメンバーを発表し、初めて名前を連ねた川崎フロンターレの高井幸大。現在19歳ながらその大器の片りんを見せているが、最近、変化があったという。
それを説明するのは、所属クラブで指導する鬼木達監督だ。8月14日、川崎フロンターレの最終ラインの充実ぶりについて話を振ると、「“これでいいや”ではなくて、“もっと、もっと”っていう選手が増えてきている」と首肯した。
そして、「例えば旭なんかは」とまずは佐々木旭の成長ぶりについて説明した。佐々木については、「サイドで戦っていた選手が中央でやって、今、中心になっていますし。旭は“このチームを勝たせたい”っていう強い意志が、非常にここ最近、表れてきたし、頼もしくなってきた。それがプレーにも表れていますよね。今年の開幕当初の旭と今の旭は全然違います」と話す。
それに続けて出た名前が、高井幸大だった。
「高井も、この間のゲームではハーフタイムに(ロッカールームに)帰ってきたら、声をかけていましたし。後ろの選手は、人数的にも競争が激しいっていうのはあるのかもしれないですけど、一番、スキがあっちゃいけない場所なので。このままやっていってもらえればいいなと思います」と振り返った。