■「シュートで終わるべきところ」
大島本人は、ホームで敗れたマリノス戦にどのような思いを抱いているのか。ゴールすべきところで取れなかったのがすべてと、試合後にこう語っている。
「シュートで終わるべきところは、ほとんどシュートで終わっているので、あとは本当にゴールを決めるか決めないかのやり合いだなと。そんな感じですね」
連勝は止まったが、大島が放つ存在感を触媒とする川崎のなかの化学変化はまだ始まったばかり。ポジティブな波は敵地・埼玉スタジアムに乗り込む24日の浦和レッズとの次節、そしてYBCルヴァンカップのプライムラウンド、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)エリートのリーグステージが始まる9月以降へ伝播していく。
(取材・文/藤江直人)