【10番・大島僚太がJ1川崎に与える変化(2)】家長昭博が語る大島とは「ゲームを読める選手ですし、試合をコントロールする力もある」……橘田健人もスゴみを説明の画像
川崎フロンターレの家長昭博 撮影:中地拓也

 横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスがPKを決めて、両チームともにスコアレスの均衡が崩れる58分までに、前編で記した32分のFW家長昭博のシュートを含めて、川崎フロンターレは実に9度の決定機を迎えていた。

 ホームのUvanceとどろきスタジアムで、17日に行われた神奈川ダービー。スタンドを沸かせた場面には、前節まで3試合連続でマルチゴールを決めていたFW山田新の強烈なヘディングが、クロスバーを叩いた49分も含まれている。

「本当にゴールが決まらなかっただけで、チャンスは五分五分か、あるいは僕たちの方が多かったと思うし、攻撃に関しては正直、それほど悪くなかった」

 最終的には1-3で敗れ、連勝が3で止まったマリノス戦を前向きに振り返った右サイドバックのファンウェルメスケルケン際は、さらにこう続けた。

「チャンスは作れていたのでそこは悲観せずに、それでも点が入らなかったのは紙一重の部分なのでそこは突き詰めながら、頭を下げずに進んでいきたい」

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