「2年後のW杯に行きたい」日本代表GK小久保玲央ブライアンが尊敬する選手と今後の目標、シュートストップ「いつか5大リーグに挑戦したい」【独占インタビュー11】の画像
コンスタントな出場機会を求めてベルギー一部シント=トロイデンに移籍した小久保玲央ブライアン。その決断は間違っていないはずだ。撮影/渡辺航滋(Sony α-1)

 世界中が見守るパリ五輪の大舞台で奮戦中のサッカー日本代表のゴールキーパー、小久保玲央ブライアン。最終回となるインタビュー第11回は、今後の目標や夢、改善すべき課題、そして応援する日本全国のサッカーファンへのメッセージまで。その肉声は、動画でもご確認あれ!

「ハイレベルなシュートを止めるために…」

――干物がつくれるサッカー日本代表は史上初ではないでしょうか? そんな唯一無二のサッカー選手が憧れた選手は?

小久保 ドイツ代表で、FCバルセロナ所属のテア・シュテーゲン選手を尊敬していますが、これからは、自分がみんなの憧れの存在にならなければいけないなと思っています。
 アジアカップのときにSNSなどを通じて、たくさんの人に応援してもらえたし、「息子が憧れています」とか、そういう温かいメッセージもいただいたので。

――では、今後の目標は?

小久保 A代表に選ばれて、ワールドカップに出たいと思っています。最低でも、そこまでは行きたい。
 プレーの部分では「チームを勝たせることができる」キーパーになりたいです。「日本代表のゴールキーパーといえば、小久保だよね」と言われるような存在になりたいです。

――そのために今後、必要なことはありますか?

小久保 改善しなくてはいけないのは、シュートストップです。ハイレベルなシュートを止めるために、もっと下半身を強化する筋トレをしなくてはいけない。
 トップのリーグでは、ゴール前でもパンパンパンっとパスがつながるので、そのボールに対応するためには、もっともっとアジリティ(敏捷性)が必要だと思うんです。そのために、最近は、縦よりも横のジャンプの動きを大切にしています。それに、キーパーのポジショニングや構え、止める意識も重要になってくるので、それらをもっと伸ばしたいですね。

――目標をお聞きしましたが、サッカー選手としての夢はありますか?

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