期限付き移籍先のモンテディオ山形から復帰するも、昨年12月に左内側半月板損傷に伴う手術を受け、6月にようやく実戦復帰を果たしたFW宮城天は、リハビリ中に外から見るケースが多かった川崎フロンターレの変化をこう語った。
「立ち上がりからみんな飛ばして、ハイプレスがすごくはまっている結果として前半は圧倒するというか、自分たちの優位な展開が続く試合が多くなっている」
変化が顕著になったのは、ホームのUvanceとどろきスタジアムでサンフレッチェ広島と1-1で引き分けた、29日のJ1第21節までの3試合。昨シーズンの王者・ヴィッセル神戸に覇気なく敗れ、捲土重来を期した直後の3試合でもある。
ここまで累積警告による出場停止の1試合を除いた全試合に出場。プレー時間が1550分を数え、ルーキーイヤーだった2022シーズンの1551分を更新するのが確実になっているDF佐々木旭は、変化を認めながらも「うーん」と首を傾げる。
「でも、手応えはあまりない。神戸戦に比べればよくなっている印象はあるけど、やはり勝たなきゃいけない。前半がよかった、という試合が3試合続いているけど、それだと自己満足になるというか。後半もしっかりとボール握らないといけないし、今日みたいに苦しい時間も耐えなきゃいけない。その意味でまだまだなのかなと」