■「いろんなことを試すべき2試合」
「突破を決めているので、今回はいろんなことを試すべき2試合。相手の力量も分かっていますし、あとは自分たちがこの相手に何をやれるか。目の前に相手がいるのでリスペクトはするけど、その先を見据えながら、いろいろ試せるチャンス。普段やっていることが試合に出ると思いますし、どの相手でも同じことをやれるという一歩目にしたいです」
23歳になった久保は大人の発言をしていたが、もう若手ではないのは確か。2022年カタールW杯の頃よりは格段に存在感は高まったが、かつての中田英寿や本田圭佑の領域に達していない印象もある。ここからの2年間で一気に彼ら先人を抜き去り、真のエースになることが必要だ。
見る者を圧倒するような超越したパフォーマンスを今回の久保には強く求めたい。
(取材・文/元川悦子)
(後編へ続く)