■時刻表通りに「運行されない」欧州の列車
しかし、オランダやドイツの場合(ポーランドなどもそうですが)、国土の大半は平坦ですから、線路は自由に敷設することができます。そのため、路線はまさに網の目状に走っているのです。
従って、大きな駅では東西南北いろんな方向から来る路線が交差しています。ですから、日本の鉄道のように「どこどこ行きは何番線」と決まっているわけではありません。
しかも日本の鉄道のように、時刻表通りに運行されているわけでもありません。列車の遅れは日常茶飯事。ですから、いつもは2番線から発車する列車も、到着・出発が遅れると出発番線が変更になるのです。
そういう駅では「〇時〇分発××行き列車は、▲▲分遅れで□□番線から発車します」というアナウンスをしょっちゅうしているわけです。案内板もありますが、ホームにいると、アナウンスだけが頼りということもあります。