川崎フロンターレが2点取ったもののサガン鳥栖が5点を奪って終えた、5月15日の駅前不動産スタジアムでのJ1第14節。それぞれのチームが、勢いがつきやすい状況と、勢いがそがれやすい状況にあったことはすでに述べた。
90分終了時点での点差は開いたが、アジアカップで大きく成長して帰ってきた木村誠二は“踏ん張れた結果”だと試合後に明かしている。カタールから帰国後も精力的なプレーを披露しているこのCBは、自身について褒められても「パギさんのセーブで救われた」と守護神・朴一圭のプレーが流れを引き寄せたと振り返る。
「一回、背後へのボールで(キム・)テヒョンとお見合いになって、ゴール前に行かれてパギさんのセーブで救われたとか、あれが決まってたら全然流れも違ってます」
木村は、「試合の内容としては(序盤は)五分に近いぐらいでやれてたと思いますし、守備も前から行ってたし、後ろからの組み立てもうまくそれなりにうまくいけていて、背後への抜け出しもあったり、繋いでいけるのもあったり、全然悪くない試合でした」と振り返る中でも、大きなプレーだったという。