現地時間の5月25日、AFCチャンピオンズリーグの決勝第2戦がUAEで行われる。それを前に、11日に横浜市内で行われた決勝第1戦での試合後の行動が称賛を呼んでいる。
昨季は浦和レッズが制したアジア最高峰を決める大会。日本からは4チームが参加していたが、ファイナリストに駒を進めたのは横浜F・マリノスだった。チームにとって、初めてとなる決勝の舞台。その第1戦は横浜国際総合競技場で行われた。
この試合に駆け付けたサポーターの数は5万3704人。その多くを横浜FMサポーターが占めたが、一方で、一角を白と紫で染め上げたのがアルアインサポーターだった。前半13分にアウェイチームが先制すると、選手たちはそのサポーターの前へ。熱狂的な空間を作り上げた。
それでも、意地を見せたのはホームチーム。後半27分に植中朝日が同点弾を決めると、後半41分に渡辺皓太が逆転弾を奪取。2-1で横浜FMが先勝してみせた。
遠くUAEから参じたアルアインサポーターにとっては苦しい展開となったが、その試合後に素晴らしい姿を見せた。観戦後のサポーター席でゴミ拾いをしたのだ。現地メディアは、ペットボトルを回収する姿やゴミ袋をまとめる様子を公開。また、現地観戦したサポーターもその姿をSNSに投稿するなどして、多くの賞賛を浴びている。