■プランになかった退場「選手は柔軟に対応した」

 防戦一方ではなくチャンスもあったが、蔚山現代に攻め込まれる時間が多かった。

「退場はプランになかった。重要なのは柔軟性。私はシンプルに伝え、選手たちはそれに柔軟性を持って対応してくれた」

 延長戦は特に長く感じられた。

 GKのウイリアム・ポープは足の筋肉が疲労してピッチに倒れ込んだ。

 ペナルティ・シュート・アウトは横浜FMサポーターのいるサイドで行われた。

 蔚山現代のチョ・ヒョヌはいいGKだ。

 途中出場だが、キャプテンマークを付けたキム・ミヌが蹴ったが、コースが甘くウイリアム・ポープにセーブされてしまう。キム・ミヌは崩れた。

 最後のキッカーとなったエドゥアルドは歓喜して、ウイリアム・ポープのいるゴール裏に走った。

 ハリー・キューエル監督がウイリアム・ポープを抱きしめた。

 横浜FMは決勝にコマを進めた。

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