■フランス代表選手が活躍「ボルドーの夜に…」

 従って、サッカーを追いかけて世界を放浪していると、たびたび“酒どころ”に迷い込んでしまうことがあるのです。

 たとえば、フランスのボルドー。

 1999年に『サッカー批評』創刊号の取材でフランスに行ったとき、ボルドーにも立ち寄り、ジロンダン・ド・ボルドー対オランピーク・マルセイユという好カードを観戦しました(このシーズン、優勝はボルドー、2位がマルセイユでした)。

 試合はボルドーが前半のうちに4点を取って4対1で圧勝。前年のワールドカップで優勝したフランス代表選手たちが大活躍し、ボルドーではシルヴァン・ヴィルトールが2得点、ジョアン・ミクーが1得点を決めましたし、マルセイユが一矢を報いたゴールは、クリストフ・デュガリーが決めたものでした。

 試合開始は20時35分でしたから、試合が終わるともう深夜です。

 しかし、夜中でも美味しい料理を食べることができ、美味しいワインを飲めるところがラテン系諸国のいいところです。試合が終わって、さっそく編集の半田氏とともに港に近い有名なレストランに繰り出したというわけです。

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