パリ五輪の最終予選を兼ねたU―23アジアカップを戦う日本代表は、グループステージの3試合を2勝1敗で終えた。その唯一の黒星を喫した韓国戦では、大岩ジャパンの選手全員が歯がゆい思いと悔しい思いをした。
この試合をベンチから見ていた関根大輝は、特に前半の戦い方を悔やんだ。というのも、後半、選手が改めて積極的に行った結果、韓国の選手がボール保持を諦める場面があったからだ。
「簡単に蹴ってくれる場面とかもありましたし、それを受けて後ろで(高井)幸大が競り勝てていたので、そういう戦いも前半からできていればもっとチャンスを作れた」
関根は、今大会、鮮烈な存在感を放っている右SBだ。中国戦ではわずかではあったものの、CBにも入っている。冨安健洋とベン・ホワイトを参考にしていると話すこのユーティリティな柏レイソルのDFから見ても、高井幸大の高さと守備力は武器になるという。中国戦と韓国戦ではね返し続けた結果が、チームメイトからも感じる頼もしさにつながっている。