4月22日、パリ五輪最終予選を兼ねたU―23アジアカップのグループステージ第3戦として、日本代表が韓国代表と対戦した。この試合を、森保一監督も視察した。
ここまでのグループステージ2戦を全勝としていた、日本代表と韓国代表。引き分けという結果の場合、PK戦で順位を決めるという特異なレギュレーションの中で両チームは戦った。
そんな試合を見守ったのが森保一監督だ。A代表を率いる森保監督が、この大会で姿を見せたのはこれが初めて。関係者によれば今後1週間程度、カタールに滞在するという。
森保監督はグレーの長袖Tシャツ姿で会場入り。協会関係者と2人で観客席に足を運ぶと、笑顔を見せながらピッチに視線を送った。
しかし、そんな森保監督が表情をキリっとさせた瞬間があった。それは、日本代表の国歌斉唱の時のことである。直立した指揮官は、それまで手にしていたジャケットを着用して、正面をじっと見据えていた。A代表の国歌斉唱時には目を真っ赤にして感極まった姿を見せることもあるが、それは、自身が指揮していない試合でも同じようだ。