■細谷真大が「古武道」のような身のこなし
大住「動画で見たんだけど、あれは跳ね飛ばしたんじゃなくて、自分の体を回転させることで相手の力を吸収して、そのまま抜けていったんだよね。日本の古武道のような身のこなしだった。戦車みたいなタイプの選手が、ああいう身のこなしをするのは、すごいなと思った」
後藤「しかも1回だけじゃなくて何回もできたもんね」
後藤「そうなんだよ。あのパスの正確さ。90分を回った時間帯に、足がつっているのに、ああいうプレーができるんだからすごいよ」
大住「FC町田ゼルビアでは藤尾翔太がとても良いし、平河悠はスピードと運動量で大きな武器になるんだろうなという感じがするし。川崎フロンターレの高井幸大にも落ち着きが出てきたし」
後藤「高井は、この間のマリ代表との試合でも、ヘディングで競り勝っていたもんね。とんでもないミスをすることもあったけど、良くなったよね。才能があることは間違いない」
大住「柏では関根大輝もすごく良いんじゃない」
後藤「関根が高い位置でボールを欲しがっていたのに、パスが出ない場面があったんだよ。会見で井原正巳監督に質問したら、明らかに検討しないといけない点だと言っていたよ。関根に渡せばいいのに、中にボールを送って全部カットされちゃう、って。もっと使ってもらえば、もっとできたはずなのにな。今回のU-23日本代表はダメだという人が多いけど、そんなことないよね。山田があれだけ右サイドでできるようになったら、左には佐藤恵允がいて、両サイドはすごく強力になる」