ドイツ1部のボルシア・ドルトムントが、ホームスタジアムの50周年を祝う特別ユニフォームを発表した。世界的人気を誇るクラブだけあり、世界中から反応が寄せられている。
ドルトムントのホームスタジアムは4月2日、記念すべき日を迎えた。1974年4月2日にオープンされてから、50周年を迎えることになったのだ。
現在はネーミングライツでジグナル・イドゥナ・パルクとして知られるが、以前はヴェストファーレン・シュタディオンと呼ばれていた。名前の変化や改修を経ながらも、地元の人々に愛され、2万人以上がクラブのユニフォームを着込んで並び、飛び跳ねるゴール裏のスタンドは、「黄色い壁」として名を馳せてきた。
このスタジアムは、多くの場面の目撃者となってきた。ドルトムントがドイツ王者になった場面はもちろんのことで、その中には元サッカー日本代表MF香川真司が所属した時代のものも含まれる。香川がピッチに立つ前には、2006年のワールドカップで日本代表がブラジル代表に逆転負けを喫するなど、日本のファンにも思い出深いスタジアムのひとつである。
その愛すべきスタジアムの節目を祝おうと、ドルトムントは特別ユニフォームを作成した。クラブカラーの黄色も使われているものの、ユニフォーム前面の大部分を覆っているのは、無骨なスタジアムを表現するかのようなブラック。袖や脇を染めた黄色い部分も含めて、スタジアムの様子が透かしでデザインされている。