世界的に注目を浴びている天才サッカー少年が現在、来日している。Jリーグクラブがその様子をSNSで公開すると、驚きの声が広がった。
J1柏レイソルのホームである千葉県柏市にある日立柏総合グラウンドで4月3日、サッカーの国際大会が開幕した。今回が初開催となる「WORLD FOOTBALL FESTIVAL U-12」だ。
この大会には、日本を含む6か国のU-12年代のチームが参加。日本からは地元の柏レイソルの他、川崎フロンターレなど5チームが出場している。
国外からも、ビッグクラブのU-12チームがエントリーしている。スペインのセルタ・デ・ビーゴ、ポルトガルのベンフィカなどから、将来のスター候補たちが集まり、力を競っている。
中でも、すでに世界的な注目を浴びている選手がいる。ブラジルの名門、サントス所属のカウアン・バジーレくんだ。
この少年が注目を浴びたのは2021年のことだ。なんと、まだ8歳ながら、世界的なスポーツ用品メーカーのナイキ社とスポンサー契約を結んだのだ。
世界的名手であるリオネル・メッシがナイキと初めて契約を結んだのは、15歳のときだった。元バルセロナのネイマールは13歳、同じくブラジル代表のロドリゴは11歳でスポンサー契約を結んだが、10代に入る前の契約締結は異例中の異例だった。
その将来を嘱望されるタレントが、前述の大会に出場のために来日している。舞台である柏市をホームとする柏レイソルも、クラブのSNSを通じて大会をアピール。その一環として、バジーレくんのプレー動画を紹介した。
ナイキがスポンサーについた当時、フットサルをしていたというバジーレくんは、細かなタッチで相手をかわしていく。マルセイユルーレットも披露するなど、11歳とは思えない技術の高さと度胸を示している。