４月１３日、J１第８節が行われ、セレッソ大阪と川崎フロンターレが対戦した。登里享平にとっての初の古巣戦となったことで注目を集めたこの試合だが、その入場時にも注目が集まっている。
プロ入りから１５年を過ごしたチームを離れて迎える、初めての古巣戦。今季、好調な成績を残しているセレッソ大阪の中心選手となっている登里享平は、その躍動を元チームメイトに見せたいと意気込んでいた。ヨドコウ桜スタジアムに足を運んだ川崎サポーターも、その久々の姿を一目見ようと鼻息荒く駆け付けたはずだ。
しかしその選手入場時、まさかの事態が起きた。通常、Jリーグの試合では主審を中心に据えた審判団が先頭を歩き、試合球を手にしてピッチに入る。ところがこの試合で笛を吹いた御厨貴文主審が手にしたのは、ボールではなく地球儀。しかも、その大きな違和感の“中心”にいながらも表情は一切変えない。
実はこれは、間違いではなく用意されていたもの。この試合を盛り上げようとピン芸人のゴー☆ジャスが来場しており、その持ちネタを披露するために使われる地球儀がボールの代わりにセットされていたのだ。主審の隣にはゴー☆ジャス本人も並んでおり、試合会場お盛り上げるための一環として、主審も協力して行わていたようだ。
