4月10日、ACLによって未消化だったJ1リーグ第3節の1試合が行われ、衝撃のゴールが生まれた。
日産スタジアムで対戦したのは、横浜F・マリノスとガンバ大阪。G大阪は前節を6日(土)に札幌市で、横浜FMは7日(日)に神戸市で行っており、互いに移動を経たうえでのミッドウイークの試合開催となった。
互いに苦しい日程の中での試合となる中、勝敗の行方を決定づけたのはアンデルソン・ロペス。今季11試合すべてに先発出場している横浜FMのエースストライカーだ。前半をスコアレスで折り返すと、背番号10が後半8分に魅せる。
横浜FMが左サイドで細かくパスを回してG大阪を翻弄。最後は相手陣内で深くえぐった山根陸が見事な切り返しを見せて、中にパスを送る。それをロペスがゴール前でトラップするのだが、その際、中谷進之介が体を寄せており、通常であれば自由には動けないところ。
しかしロペスは動じずに見事なターンを見せると、そのまま左足でシュート。ゴールネット左隅に鮮やかに決めて見せた。ロペスの嗅覚、技術、体幹の強さが存分に見られた得点場面だった。