■4年前から成長した「監督のマネジメント力」
後藤「4年前から、一番難しいのは木曜日のホームゲーム。火曜日になるとよくなる、というパターンがずっと続いていた」
大住「その難しい試合にうまく入ったし、流れもうまくマネジメントしたよね」
後藤「会見で質問しようかと、ずっと考えていたことがある。4年前の予選と比べて木曜日の試合のマネジメントに手応えはありますか、と聞いてみたかった」
大住「本当にそうだよね。前半の立ち上がりのようなプレーができなくても不思議ではなかったのに、ああいうプレーができるメンバーをそろえて、しかも実践させたというのはマネジメント力だよ。試合がうまくいかなくなった時に落ち着かせて、1-0のまま終わらせたのも同じこと。理想の試合ではなかったけど、そういうマネジメントの力がすごく活きたと感じたね」
後藤「前回のワールドカップ予選での監督経験が活きた、と感じたな」
大住「そうだよね。とにかく北朝鮮と戦うときは、コンディションの良い選手、走れる選手、戦える選手じゃないとダメだから」
後藤「とにかくヨーロッパ組は今、かなり強いチームに所属しているし、欧州のカップ戦に出ている選手も多いから、相当に疲労が蓄積されているはずなんだよね。日本に帰ってきてすぐ集まって試合をして、うまくやれというのは無茶な要求なんだよ」
大住「短時間だったかもしれないけど、前半20分くらいまでかなりレベルの高い試合ができたことは収穫かもしれないね」