■北朝鮮の「ストロングポイント」が後半に出た
後藤「相手の球際の強さとスピードという、ストロングポイントを出させちゃったからね」
大住「北朝鮮の選手も個人技はあるから、1人で抜いていく場面もあったけれど、日本もフィジカルを活かして2度目のチャンスは与えていなかった。でも、そういうふうにやられ始めると、試合はどんどんつらい展開になっていくよね」
後藤「日本のようなワンタッチパスをポンポンと回すテクニックはないけれど、プレッシャーが来てもそれをかわしてボールを前に運ぶ正確なキックなどの能力はある。なでしことの女子代表チーム同士の対戦でも見せつけられたよね。それを出させてはいけないわけなんだけど」
大住「そうだよね。後半を見ていて、これはアウェイでの2試合目に向けて、自信をつけさせちゃったかな、と思ったよね」
後藤「そうそう、2戦目はヤバいかなと思ったよね。ただ、後半29分に3人同時交代をして3バックにしてからは、相手にほとんどチャンスを与えなかった」
大住「そうそう、あの采配は非常に良かったと思うね」