３月２１日、国立競技場でサッカーＷ杯アジア２次予選が行われ、日本代表が１－０で北朝鮮代表に勝利した。結果的に１得点のみに終わった中、前半４３分の南野拓実のプレーには称賛の声が集まった。
開始２分に田中碧のゴールで幸先良く１点を奪った日本だったが、その後は相手の粘り強いプレーもあって追加点を奪うことはできなかった。それでもチャンスは多くあり、最もゴールに迫ったのが、前半４３分のシーンだった。
演出したのは、４−２−３−１のトップ下でスタメン出場した南野だった。北朝鮮が左サイドから攻撃を組み立てようとしたところを、南野が連続プレッシングから巧みにボールを奪ったとこからのカウンター。ドリブルで持ち上がった南野は、一旦、右サイドに流れた上田綺世にボールを渡した後、そのリターンパスをゴール中央、ペナルティアーク内で受けた。
ここで南野が“魅せる”。右足アウトサイドでボールを止めると、間髪入れずに右足インサイドで右前方へラストパス。後方から走り込んだ堂安律の足元へ、絶妙のタイミングで“ここしかない”というコースを鋭く通して見せた。
