J2のV・ファーレン長崎FWフアンマ・デルガドがJ2第5節で決勝点を決めた。その豪快なゴールに、実況も含めた多くの人が驚きの声を上げている。
2024年シーズンも、J2は激戦となることが予想される。前節まで終えた時点で、入れ替わりで首位に立つ化膿性があるチームが7つもあり、J1昇格を巡る争いは最後まで続くとみられている。
長崎も、そうしたチームのひとつだ。7シーズンぶりのJ1昇格を目指し、開幕戦を引き分けた後に黒星を喫していたが、その後は2連勝を飾っていた。
期待が懸かるひとりが、デルガドだ。2017年に長崎でJリーグ初参戦を果たすと、J2で32試合に出場して11得点。チームのJ1初昇格に大きく貢献した。
2019年に大宮アルディージャ、2020年にアビスパ福岡へ移籍とJクラブを渡り歩いたが、昨季は長崎へと帰還。36試合で26ゴールを挙げ、健在ぶりを知らしめた。
今季も開幕戦からスタメン出場を果たしたが、2試合連続無得点に終わると、先発から外れた。ルヴァンカップでは交代出場からゴールを挙げていたが、リーグ戦では無得点が続いていた。
だが、頼れるストライカーがついに目を覚ました。3月20日の愛媛FCとのJ2第5節、強烈なシュートで今季J2初得点を決めたのだ。
1点リードで迎えた後半26分のことだった。相手DFがつなごうとしたパスがこぼれたボールを拾うと、遠目から早くもゴールを意識。ゴールまで30m近い距離がありながらも豪快に右足を振るうと、ゴール左隅にボールが吸い込まれていった。