■スペイン戦では「守備的な戦術」に切り替えて
照明がなくても飛行に支障はないのでしょうが、やはり安全第一で、6844便は欠航となりました。
でも、安心してください。
イベリア航空はLCC(格安航空会社)ではありませんから、その夜のホテルも手配してくれましたし、翌日昼前の便で無事に出発できました。もっとも、そのためマドリード到着は試合当日の25日早朝となってしまいました。しかし、マドリードでセビージャ行き国内線に乗り継ぎ、セビージャからコルドバまでは列車で移動。スペイン戦キックオフには十分に間に合いました(なにしろ、試合開始は21時49分だったのです)。
「アジア・チャンピオン」の看板を背負って「ワールドチャンピオン」のフランス相手に攻撃的サッカーを挑んで大敗を喫したトルシエ監督は、スペイン戦では一転して守備的な戦術に切り替えて善戦したのですが、結局、後半アディショナルタイムに失点して日本は0対1で敗れてしまいました。
ちなみに、僕はスペイン戦の後、さらにイタリアに回り、スカパー!のローマ・ダービー中継の解説をしてから帰国しました。