■ノーゴール「3チーム」の苦悩は終わるのか
J1では、今季いまだにゴールがないチームがいくつかある。そうしたチームの苦悩は、まだ続きそうだ。
まずは最下位の名古屋グランパス。今節対戦するアルビレックス新潟に対しては16勝8分12敗と勝ち越しているが、これは12勝3分4敗という数字を残すホームゲームでのアドバンテージがあってのもの。今回乗り込む新潟のホームでは、4勝5分8敗と立場が逆転する。
昨季は新潟に2勝している名古屋だが、今回はぶつかるタイミングが悪い。ホームで新潟が勝利を手にするだろう。
北海道コンサドーレ札幌と浦和レッズは、無得点同士の対戦である。それは間違いだという指摘の声もあるだろう。確かに、浦和は前節1点取っている。だが、そのゴールはPKであり、まだ流れの中からの得点は生まれていないのだ。
昨季は浦和が2勝したが、札幌のホームでは4勝4分6敗と星は拮抗している。今年も戦力を引き抜かれた札幌も苦しいが、浦和も新監督の下で苦しんでいる。ここは痛みも勝点も分け合うドロー予想が妥当だろう。