■横浜ＦＭ「トップ下に人がいない」危機
大住「試合前の練習を見ていると、本当に監督が代わったのかなと思うくらいに、ポステコグルーの時代と、同じことをやっているんだよね。考え方が変わらず、積み重ねをしているということかもしれないけど、師匠が率いていたチームであっても、新監督は自分の個性を出していかないと。ポステコグルーがやったことをもう一度やろうとしているだけだったら、この監督は大丈夫かな、と選手が疑心暗鬼になると思うんだよ。それがちょっと心配だよね。もちろん、本来の力を出せば優勝を争うだろうけど、前線の３人のブラジル人が止められたら、下手をすると絶不調に陥ってチームが崩れていくんじゃないか。そんな危惧さえ覚えるヴェルディ戦でした」
後藤「マリノスに関しては、お互いだいぶ印象が違うね。天野がうまくチームに入れるかがマリノスのポイントのひとつだと、僕は思っている」
大住「ＡＣＬでも途中で天野が出てきてから、内容が良くなったね」
後藤「チャンスを多くつくったし、自分にもシュートチャンスが転がってきたけど、決められなかった」
大住「ヴェルディ戦では山根陸がトップ下をやっていたけど、ちょっと何もできないな、という感じだった。途中で本来のボランチの位置に下げたら一転して活躍したけど、トップ下は人がいないんだなと思った。人材不足かなという感じがしたね。だから、マリノスはちょっと心配」
