■横浜FM「ポステコグルー時代への原点回帰」
後藤「本当に城福監督は、果敢に攻めにいこうとか、プレーを切らさずに戦い続けようということをずっと言い続けてきたよね。それが浸透してきて、J1に上がっても、できているのは良かったよね」
大住「ヴェルディ相手に、マリノスは前半の45分間、完全に受け身になって、いいようにやられていた。やはり後半の途中からヴェルディに疲れが出て、攻め込まれていたけどね」
後藤「マリノスは4日前に、ACLで延長までの120分どころか、アディショナルタイムも含めると140分以上の試合をやっちゃったしね」
大住「とにかく、マリノスは全然、良くなってないね」
後藤「ACLを見たら、ずいぶん良くなる要素はあるように感じたよ。今後、アンジェ・ポステコグルー監督の時代に戻るんじゃないかなって。ポステコグルー監督からケヴィン・マスカット監督に代わって、だんだん、ふつうのチームになっていったじゃない。攻めは前線のブラジル人に任せる感じでさ。でもキューウェル監督が来て、選手がどんどんボールを追い越していったり、サイドバックが攻撃に絡んだりと、だいぶポステコグルーの時代に近くなっていきそうな感じがしたんだけどね」
大住「どうだろうねえ。攻撃を組み立てるところまでは、あのチームはすごく良いんだよ。皆がポジションをどう取るかに関して、非常に高いレベルのものを持っているんだけど、最後にどう破ってシュートに持ち込むかというと、結局は、エウベル、アンデルソン・ロペス、ヤン・マテウスに頼っている感じなんだよね」
後藤「ACLでのバンコク・ユナイテッドとのアウェイゲームでも、宮市亮が散々あったチャンスを決め切れず、引き分けちゃった。J1開幕戦では天野純がそうだった。一番チャンスに絡んでいるのに、外しちゃった。他の選手が点を取るようにならないとキツいかな」