■中村駿「やっぱり立ち向かっていったからこそ」

 しかし、中村は「神戸戦みたいに消極的なプレーが続いてああいうシーンが生まれたのなら、それは違うんじゃないかと思うんすけど。やっぱり立ち向かっていったからこそ、大丈夫でしょうっていう俺の感覚です」と語る。

 開幕戦は立ち上がりから神戸のプレッシャーに押されて、序盤からアバウトに蹴ってしまうシーン多かった。ホームの開幕戦で勝ち点を取れなかったのは痛かったが、自分たちの本来やるべきことと、そのためには練習からどう取り組んで、試合に向かっていくべきか。それが表現される形で、前半29分までに3−0のリードを奪う流れに持っていくことができたのだ。

(取材・文/河治良幸)

(後編へ続く)

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