J1の第二節、金曜日のナイトゲームで、ジュビロ磐田は川崎フロンターレに5−4で勝利した。前半途中に3−0とリードしながら3−3に追いつかれるなど、二転三転した流れとなったが、4−4で迎えた後半アディショナルタイムに、FWジャーメイン良がこの日の自身4点目となるPKを決めて、残り時間を耐え抜いた。
”昇格組”の磐田が、過去7シーズンで4度の優勝を誇る川崎からアウェーで勝ち点3を獲得したこともビッグニュースだが、積極的に攻めたことも大きい。一度は3点をリードし、後半に同点にされてからも横内昭展監督がMF古川陽介とFWマテウス・ペイショットという攻撃的な選手を同時に投入するなど、勝利のために強気の姿勢を見せ続けたことが、劇的な勝利につながったと見られる。
激闘の流れを生んだのが、磐田による怒涛の3ゴールだった。1点目は左サイドの崩しから、松原后のクロスがファーに流れたところを右サイドバックから上がってきた植村洋斗が拾い、カットインから左足を振り抜いてゴール左に突き刺した。
2点目は松原のクロスにファーサイドでFWのジャーメイン良が見事なヘッドで合わせると、3点目はスローインの流れからMF中村駿のスルーパスをボックス内の松本昌也がヒールで流して、今度はジャーメインが左足で流し込んだ。