■「今までで一番悔しいかもしれない」

「今までで一番悔しいかもしれない」

 鬼木監督がこう振り返る、ACL敗退。だからこそ、「“絶対、次はタイトルを取ってやる”っていうか、そういう反動じゃないけどパワーと覚悟が自分自身に芽生えたゲーム」と明かす。

「切り替えるってそんな軽い言葉ではないんですけど、でもやっぱりもう、進まなきゃいけないし、進むべき道もはっきりした。だから、今、自分が思っている選手への期待感を表現していきたい。やれるって思ってたし、やっぱりこういうことをやりながら勝っていかなきゃいけない」

 まず目指すべきは8つ目のタイトルだが、それだけで満足する気はない。「複数タイトル」という言葉をすでに何度も発しているからだ。

 現在の期待感をピッチの上で具現化するために、まずは3月1日のホーム開幕・ジュビロ磐田戦で白星を掴む。

(取材・文/中地拓也)

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