今季、すでに４試合終えている川崎フロンターレ。その中で出場を果たした選手の数は「２３」。ＡＣＬ、そしてＦＵＪＩＦＩＬＭ ＳＵＰＥＲ ＣＵＰ ２０２４の連戦でターンオーバーをしたことも大きいが、極めて多い人数と言える。
しかも、多くの選手が実戦投入されただけにとどまらず、新たに加入した選手がそれぞれの特徴と結果を見せていることも見逃せない。背番号９を背負うエリソンは出場した３試合すべて得点を挙げており、ガンバ大阪から加入した山本悠樹は中盤の主軸として堂々たるプレーを見せている。期待の左ＳＢ・三浦颯太は突破力だけでなく、早くもゴールまで決めている。
鬼木達監督にその馴染み具合について聞くと、「それも本当にありますね」と目を細めたうえで、「チームとしてのフィット感というのは、（リーグ戦に）出た選手だけじゃなくて、スーパーカップを見てもらえば分かると思いますけど、みんな“これをやろう”というときにパワーがしっかりあるので、見ていて頼もしい」と語る。
今季の最初の公式戦は、異例の早さで迎えた２月１３日のＡＣＬラウンド１６の第１戦。急ピッチでチーム作りを求められた中で、「プレーをできなくても、頭の揃え方は意識してやってきた」と言うが、それに選手も応えているようだ。
