2月23日に幕を開ける2024年Jリーグ。昨季王者・ヴィッセル神戸や前評判の高い浦和レッズ、横浜F・マリノスなどの動向がまずは注目される。
そんな中で、日本代表候補たちのパフォーマンスも気になるところ。1~2月のアジアカップ2023(カタール)で日本代表がまさかの8強敗退を強いられた直後ということで、チームを活性化できるフレッシュな人材が求められているのは紛れもない事実だ。
3月には2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・北朝鮮戦のホーム&アウェー2連戦が控えており、非常に厳しい試合になるのは間違いない。特に36日のアウェー戦は敵地・ピョンヤンの金日成スタジアム開催が予定されており、移動・環境・人工芝という三重苦を強いられる。だからこそ、タフに戦える選手の存在が重要。とりわけ、アジアカップで人材不足を露呈したボランチ陣は再編が必要になりそうだ。
第2次森保ジャパン発足後の同ポジションはキャプテン・遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティング・リスボン)、田中碧(デュッセルドルフ)の2022年カタールW杯経験者が軸。そこにトップ下兼任の鎌田大地(ラツィオ)、マルチ型の旗手怜央(セルティック)が加わったり、昨季躍進した国内組の伊藤敦樹(浦和)と佐野海舟(鹿島)らが絡む形で競争が繰り広げられてきた。
ご存じの通り、アジアカップは遠藤、守田、旗手、佐野という編成で挑んだが、守田が立ち位置やバランスに苦慮。旗手もバーレーン戦で負傷し、佐野は経験不足もあって出番が限定的に。遠藤依存が明らかになったのだ。