カタールで開催中のアジアカップで、サッカー日本代表は2月3日に行われた準々決勝でイラン代表に1−2の逆転負けでベスト8敗退となった。選手、サポーターの失意の感情が続く中、日本サッカー協会が公式ユーチューブを更新。ハーフタイムでのMF久保建英の“振る舞い”が話題となっている。
日本サッカー協会は公式チャンネル「JFATV」にて「Team Cam」と題し、アジアカップでの日本代表の舞台裏の様子をチームの内部映像とともに紹介してきた。そして今回公開された「vol.07」は、イラン代表戦の2日前から試合終了までをまとめたもの。その中で、1−0でリードした状態で迎えたハーフタイムのロッカールームでの様子に注目が集まった。
冨安健洋、板倉滉の両CBの登場から始まるシーンで、先制点を奪った守田英正の「ゼロで試合運ぶぞ」の言葉に続いて、久保も「ナイス!ナイス!ナイス!」とチームを鼓舞しながらロッカールームへ。そして上田綺世と冨安、堂安律、遠藤航らが相手のCB2枚に「もっと(プレスを)掛けたい」と話し合いを始めると、久保が誰よりも大きな声で「(追い込むのは)律君の方でいんじゃない?こっち(右CB)の方がロング飛ぶし、攻撃力高いし、俺がボランチ見て、綺世くんが左(側へのプレスで右CB)見て、キック力ない(左CBの)4番に蹴らせよう、蹴らせるなら」と具体的な方法を味方に指示した。
その後も、「俺らの右サイド、結構弱いか」などと冷静にゲーム全体を見て言葉を発して高い戦術眼を垣間見せ、リーダー然とした姿で、堂々とした振る舞いを見せている。