■遠藤渓太「景色が全然違う」

 一方、遠藤渓太も2020年夏まで過ごした横浜F・マリノス時代を凌駕するような推進力や打開力が求められるところ。ただ、本人は「ドイツではインサイドハーフをやっていたので、景色が全然違う」と言う。

「3年半、そのポジションでやっていたので、ボールを失わないことに頭が行っちゃいがち。でも今はどんどんリスクをかけて前に言っていいと思う。頭を切り替えて、イチから自分のプレーを東京のサポーターに見せたい」と意気込んでいた。

 彼らに加え、ディエゴと交代で出ると見られる小柏、仲川の控えと目される安斎颯馬、トップ下でも起用されそうな松木玖生らが絡んで、分厚い攻めを繰り出せるかどうかが、浮上の大きなポイントになる。まずは2月24日の開幕・セレッソ大阪戦は見ものだ。

(取材・文/元川悦子)

(2)へ続く
  1. 1
  2. 2
  3. 3