新加入の選手たちがキャンプで張り切るのは当たり前だ。しかし、横内監督はポジティブな意味で驚いたのは、既存の選手たちから伝わってくるやる気だったという。
「去年は前のシーズンと同じメンバーでやってたじゃないですか。その中でやってはくれてましたけど、今シーズンを見ると、やっぱりギラギラ感というか。そう言うものが目に見えて今年はあるかなと思っている。それは新しい選手がこれだけ入ってきて、既存の選手がギラギラしている。まあ、新しく入ってきた選手は間違いなくギラギラしてますけど、既存の選手が間違いなくギラギラを出してくれている。これは本当に去年と違うかなって」
そう横内監督は語る。確かに今年3年目で、本当に勝負の年になる古川陽介、大津祐樹から77番を引き継いだ藤原健介といった選手たちも、もう若手という立場に甘えず、一本立ちしていくべき段階に来ている。そして当然ながら各ポジションで競争がある。昨シーズンも競争はあったが、ある程度、実力や特長が見えているライバルと知らない部分の多い選手では緊張感というものも違ってくる。