「そこ通ったらヤバい~」神パスに神戸ファン悲鳴!
そんなケガをおして、日本のサッカーファンのために数々の美技を披露してくれた神の子。
「誰にも止められない」足に吸いつくドリブルや「そこ通ったらヤバい~」と神戸ファンに悲鳴を上げさせるアイデア豊富なパスで攻撃のタクトを振り、固唾を呑んでピッチを見守る観客席のサッカー少年たちの目をキラキラと輝かせたのだ。
「でもさ、大迫勇也(33)は日本代表、なんで呼ばれないんだろう。やっぱり2026年(ワールドカップ開催)に35歳じゃダメなのかな~」
心の中でメッシに感謝を捧げていると、そんなベテラン記者の声が耳に飛び込んできた。
「アジアカップもさ、大迫がいたらイランにあんな負け方してないんじゃないの~。まだ、上田綺世よりも上じゃない? この試合を見ても、頭ひとつ実力は抜けてるよね~」
確かに前半、マイアミのゴールに最も迫っていたのは、2023年JリーグMVP&得点王のヴィッセル神戸の大迫勇也だった。惜しいシュートが立て続けに右ポスト、左ポストを叩き、前半終了間際にも決定機が訪れていた。
アジアカップで敗れた日本代表に必要なのは?
「大迫もあそこは決めきらないと。お祭りの試合だし、まだシーズン前だし、メッシが主役だから遠慮したのかもしれないけど、どんな試合でもストライカーはゴールを決めきらないとね」
と、別のベテラン記者が応じる。
カタールで開催されているアジアカップで、ベスト8で終わった日本代表。行く手を阻んだのは、決めるときに決めるイラク代表のアイマン・フサイン、そしてイラン代表のサルダル・アズムンなどの強力ストライカーだった。
「日本代表は、華麗につなぐパスサッカーで10連勝しましたが、けずられることが多い国際大会では通用しないことを、アジア杯で証明しちゃった形ですからね。もちろん、コンディションもあるとは思うけど。
そんなときに、ピンチを一人で打開してくれる、頼れるストライカーがいないかな~って、思っちゃいますよね。釜本さんを超える世界一のストライカーを生み出すには、漫画の『ブルーロック』計画しかないですかね(笑)」(若手サッカー記者)
無名の少年たちを世界一のストライカー=エゴイストにするべく、“青い監獄”で鍛え上げるブルーロック。世界一の選手メッシの美技に酔いしれながら、アジア杯ベスト8で終わったサッカー日本代表のストライカーに想いを馳せる夜となった。