国立競技場がメッシの美技に酔いしれた夜に「大迫~」 日本代表『ブルーロック』エゴイスト待望論の画像
インテル・マイアミの一員として、国立競技場でプレーしたメッシ。神の子の一挙手一投足に大観衆がどよめいた。(撮影/中地拓也)
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 そう、主役は最初から最後まで、この男だった。直前に訪れた香港では、内転筋の違和感を理由に試合を欠場し、返金騒動に発展。東京で今年1、2を争う厳寒の夜に、国立競技場に集まった2万8614人のサッカーファンが待っていたのは、米メジャーリーグ・サッカーのインテル・マイアミに所属するリオネル・メッシ(36)だった。

神の子がスクリーンに映るたびに大歓声!

「2023年度のサッカーJ1王者、ヴィッセル神戸との親善試合が夜7時にキックオフしたのですが、セルビオ・ブスケツやルイス・スアレスなどサッカー界を代表するスター選手が出場しているのにもかかわらず、大観衆の関心はベンチスタートのメッシだけ。

 場内の大スクリーンでベンチに座る姿やアップを始める姿が大映しになるたびに、競技場が大歓声に包まれました。もちろん、香港のことがあったので、ちゃんと出場するのかの心配もあったのでしょう」(スポーツ紙デスク)
 そして、香港のサッカーファンには申し訳ないが、日本中のサッカーファンが夢見た瞬間が訪れる。
「後半15分、メッシがピッチに立ちました。その際、マイアミはスアレス他もう一人、選手交代があったのですが、スタンドの誰も目に入っていなかったんじゃないですかね」(前出のデスク)
 交代直後から独特の細かいボールタッチで球を運び、チームメイトとの軽快なパス交換で、攻撃が単調になっていたチームに変革とリズムをもたらしたメッシ。

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