■前田を残すべきだった
大住「1-0とリードしている状態で“65分、三笘”だったら、また違う展開になったかもしれないけど。前半残り10分くらいからずっと押し込まれて、長いボールを入れられてオタオタしていたし、同点になって、相手も守備の意識をまた強くしていた。クリアしきれなくて拾われたり、ロングスローを入れられるようなところに出しちゃったりして」
後藤「先発した前田大然が走り回って、一生懸命守備もやってくれていたんだから、あのまま前田に頑張ってもらっていたほうが良かった」
大住「前田の先発というのは、非常に当たったと思うんだよね。前田がすごい勢いでボールを取ってからショートカウンターのように攻めたのが、日本のチャンスの一番大きな引き金だったわけで」
後藤「前田は90分間走り切ることができる選手だし、準々決勝まであまり試合出ていなかったから、それほど疲労もたまっていなかったはず。三笘を出すのではなく、前田をもう少し使ってもよかった。南野拓実と三笘の交代出場は、ほとんど効果がなかったよ」
大住「森保一監督のシナリオに織り込まれていたプランなんだろうけど、交代させようとしていたのを見て、この状況でその交代はないだろう、と感じたよね。南野については、久保建英がボールを失ったり、相手からたくさん蹴られていたこともあって仕方ないのかもしれないなという感じがしたけど、三笘に関しては使い方を間違えたと思う」