【サウジアラビア代表vs韓国代表 1月30日】
「昨夜の試合見た? すごくエモーショナルだったね」
バーレーンvs日本の試合前、アル・ツママ・スタジアムで古くからの友人に声をかけられた。
彼は長年UEFAで働いていたが、今はAFCでも仕事をしている。
満員に膨れ上がったエデュケーション・スタジアムのほとんどがサウジアラビアの緑のファンだった。
もし、この試合が前半終了前のサウジのアブドゥラ・ラディフの1発だけで終わっていたら、決して印象的な試合にはならなかっただろう。
試合が進むに連れて、サウジのロベルト・マンチーニ監督と韓国のユルゲン・クリンスマンの動きが大きくなっていた。
「10分」のロスタイムが掲示されてから、韓国の怒涛の攻めと、サウジアラビアのしのぎ合いが続いた。
サウジのGKアハメド・アルカサールがボロボロになりながら好守を見せていた。
だが、土壇場の99分、韓国はチョ・ギュソンのヘッドで同点に追いついた。