イングランド・プレミアリーグのルートン・タウンが、ベルギー1部シントトロイデンから日本代表DF橋岡大樹の獲得を発表し、直後に発表した日本文化満載の“ウェルカム動画”が話題となっている。
1999年5月17日生まれの24歳、埼玉県出身の橋岡は、浦和レッズの下部組織育ちで2017年にトップデビュー。抜群の身体能力を武器とした右サイドバックとして活躍し、2021年1月にシントトロイデンに移籍した。以降、3年間でリーグ戦通算91試合に出場して現地での評価を不動のものとし、今回、満を持しての“プレミア進出”が決まった。
ロンドン北部に位置するルートンは、1885年創立と歴史のあるクラブ。1980年代後半に黄金期を迎え、1986-87シーズンにクラブ最高位となる1部7位となり、リーグ杯を制覇した。プレミアリーグ開幕前年に2部降格となり、長い低迷期を過ごしたが、2022-23シーズンに昇格プレーオフ決勝でコヴェントリー・シティをPK戦の末下し、31年ぶりの1部復帰を決めた。
そのルートンが橋岡の獲得を伝える動画を制作した。橋岡の陰影と英語でのコメントから始まる33秒の中に、東京タワーが映る夜景から、壮大な富士山と五重塔、さらに大坂城、紅葉などを揃えた“ザ・日本”の映像と、ルートンの本拠地スタジアム、ケニルワース・ロードの映像を交え、最後は橋岡がユニフォーム姿で「コール ミー ハシ!」と締めるスタイリッシュな出来栄えとなっている。