■もう一つの変更点
ルヴァンカップには、もう一つの変更があった。
それは、「エントリー可能者の上限人数」つまりベンチ入りの人数の変更だ。
昨シーズンまで、J1からJ3までのリーグ戦およびルヴァンカップでは選手7人、スタッフ7人がベンチ入りできた。
それが、2024シーズンではリーグ戦では選手7人、スタッフ9人。ルヴァンカップでは選手9人、スタッフ9人までと変更されたのだ。
スタッフ増員の変更理由は「チームスタッフの役割の多様化(コーチング領域の細分化、複数言語の通訳対応)」とされている。その通りだと思う。
また、ルヴァンカップではベンチ入り選手数が増員されたが、その理由は「戦術の幅の拡大、育成や経験のためのベンチ入り機会の増加」だという。それも、その通りだろう。
しかし、J1からJ3までのリーグ戦では、ベンチ入りスタッフは2名増員されたが、ベンチ入り選手数(つまり交代要員)は7人のままに据え置かれた。
リーグ戦では「戦術の幅の拡大、育成や経験のためのベンチ入り機会の増加」は、必要ないのであろうか?