■森保監督の指摘
後藤「3試合をこなしてコンディションが良くなっているから、次の試合まで6日間の空きができたのは、とても大きいんじゃないかな」
大住「そうそう。コーチの腕が試されるところだよね」
後藤「チームが集まったときには、ヨーロッパ組はシーズンの真っただ中で疲れ切っていて、Jリーグ組は1か月も試合をしていない選手がいるという、バラバラのコンディションだった。元日のタイ戦も含めて4試合こなして、さらに1週間じっくりコンディションを調整できれば、ちゃんとした試合ができるようになるんじゃないかな」
大住「森保一監督は選手たちの心理状況の難しさを話していたね。ヨーロッパはシーズンの最中で、選手たちは所属チームの結果を気にしているようなんだよ。Jリーグの選手たちはシーズンに向けた準備の真っ最中で、新しい監督が来たチームもあるし。こういう時期の大会におけるチーム管理の難しさ、ワールドカップのように完全に集中できるわけではない状況の難しさを語っていたよ」
――森保監督自身の選手起用や采配をどうみますか。
後藤「負けたことは大失態だったけど、これからの戦いに向けての調整という面もあったと思えば、順調に準備できたんじゃないですか。最後に渡辺剛も使ったり、ケガ人以外だいたいの選手は起用できたんだし」
大住「第3戦で板倉滉を外したのは、ケガの影響というより渡辺を入れたかったから、という感じだったよね。初戦で今までの日本らしく戦えていれば、2試合目でもう少し思い切ってメンバーをいじれたかもしれないけど。遠藤航を使い続けていることも含めて、ちょっと簡単な状況ではないかな、という感じがした」