【サウジアラビア代表vsオマーン代表 1月16日】
サウジアラビア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督はベンチで思案深げだった。
14分にオマーンのペナルティで先制されてしまい、なかなか追いつくことができない。
75分に投入したアブダルラーマン・ガリーブが78分、ついに同点ゴールを決めた。
そして、試合はロスタイムに入った。
キャプテンマークを巻いたアリ・アブライヒがヘッドで決めたのは97分。
だが、副審の旗が上がっていた。
それでもアブライヒは自信があったのだろう。レフェリーに詰め寄るチームメイトを、両手を広げて制した。
長いVAR審議の末、否定されたアブライヒのゴールは認められた。
2-1。
ペナルティ・シュート・アウト(PK戦)で勝ったように喜ぶサウジの選手たち。
まるで試合が終わったかのような感じだった。
まだ、少し時間は残っていた。