グループリーグから苦戦を強いられたアジアカップ2023(カタール)の日本代表。何とか2位通過して1月31日のラウンド16・バーレーン戦を迎えたが、現地当日早朝には、エースの1人である伊東純也(スタッド・ランス)の性加害疑惑報道が出て、不穏なムードに。伊東本人はベンチ入りし、通常通り、ウオーミングアップをこなしていたが、違った意味でも注目される中、日本代表は大一番に挑まなければならなくなった。
そんな中、日本は序盤から主導権を握り、開始早々の10分には久保建英(レアル・ソシエダ)の左CKを上田綺世(フェイエノールト)が打点の高いヘッドで合わせる。これは完璧な決定機だったが、相手守護神に阻まれ、ゴールには至らない。
その後、バーレーンの長身FWアブドゥラ・ユセフの抜け出しを許したり、右ウイングのアリ・マダンに強烈シュートを放たれるなどピンチもあったが、鈴木彩艶(シントトロイデン)がセーブ。手堅い守備を取り戻したように映った。