1月26日、浦和レッズが1本の映像を公開した。その中に収録されたある妙技に、ファン・サポーターが興奮の声を上げている。
浦和レッズが公開した映像は、25日に行われたベガルタ仙台とのトレーニングマッチを“凝縮”したものだ。現在、沖縄キャンプを行っているチームは2試合目で初めてJクラブと対戦し、6-0で勝利していた。
この試合で“浦和デビュー”を果たした選手がいたが、その一人が安部裕葵だった。1999年生まれで現在24歳の安部は、2017年に鹿島アントラーズでプロ入り。常勝軍団の10番を背負った2019年の7月に、バルセロナBに完全移籍した。
負傷に苦しむ中で昨年7月に浦和に完全移籍。昨季は出場することができないまま時間を過ごしており、25日の仙台戦での出場が初めての対外試合出場となった。
その試合で2本目に出場した安部だが、そのテクニックはさび付いていなかった。この映像の5分9秒にそれは収録されており、最終ラインの佐藤瑶大が前線にロングボールを蹴る。その先にいたのが左サイドにいた安部で、タッチライン際を縦に疾走しながら、右足アウトサイドにボールを当てる。ボールは安部の進行方向に、ちょうどいい速度で転がる。安部は加速状態にあり、そのまま縦に進むのだった。