今冬、J1浦和レッズからセレッソ大阪に完全移籍したMF平野佑一の新天地での“初仕事”が話題となっている。
1996年3月11日生まれ、現在27歳の平野は、広い視野と高いパスセンスが魅力のボランチ。東京都出身で国学院久我山高から国士舘大を経て、2018年に水戸ホーリーホックに入団してプロのキャリアをスタートさせて主力として活躍いた後、2021年夏に浦和へ移籍した。だが、初年度こそ半年でリーグ戦13試合に出場したが、2年目以降は激しい定位置争いに怪我もあった中で満足な出番を得られず、活躍の場を求める形でC大阪へ移籍した。
1月12日の移籍発表から2日後の14日、新天地であるC大阪でのチーム初練習に参加した平野は、ヨドコウ桜スタジアムでのキックオフセレモニーにも登場した。そこで登里享平や田中駿汰といった他の新加入選手とともに顔見せの挨拶に立つと、マイクを手に「景気付けに僕の一発芸を見てください」と自ら前に出たのだ。
そして多くの視線を集めた中、平野は「僕は100m、すごい速い選手だ!いくぞ!」との前フリから「位置に付いて、ヨーイ!」の後、大きな動作で胸を叩きながら「ドン!ドン!俺は打楽器!ドン!ドン!俺は打楽器!」と連呼。ざわつきと失笑が沸き起こった中、「失礼しました」と頭を下げると、大きな拍手と笑い声に包まれた。