【南野拓実の変貌の背景にあるものとは(2)】後輩を守る姿に感じさせたリーダーシップ。「本当にいいものを持ってるからこの場にいるし、それをチーム全員が分かっている」の画像
サッカー日本代表の南野拓実 撮影:中地拓也
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 14日のアジアカップ2023(カタール)初戦・ベトナム戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝いた南野拓実モナコ)。異彩を放ったそのパフォーマンスは見る者の度肝を抜いた。16日に迎える29歳の誕生日を自ら前祝するような形になり、本人も安堵したに違いない。

「19(歳)で海外行った時に『10年あっち(欧州)でやれれば大したもんやな』って思ってたんですけど、『そろそろ10年経つな』っていうのは最近感じて。でもまだ10年で多分、終わるつもりはないですし、少しでも長くトップレベルでプレーするために、まずは自分がどういう選手かっていうのはアジアカップでしっかり示せればいいなと思います」

 2024年元日のタイ戦(東京・国立)後にも20代最後の年に向けて気合を入れていたが、これまでの数々の経験値を力むことなくスムーズに出せる状態になってきたのは確かだろう。

 日本代表でも谷口彰悟(アルラーヤン)、伊東純也(スタッド・ランス)、遠藤航リバプール)ら30代に次ぐポジションとなり、もはやベテランと言っていい立場。「前回大会の長友佑都(FC東京)や吉田麻也(LAギャラクシー)のような位置づけになった」と筆者が声をかけると「いやいや、まだそこまで歳、行ってないですよ」と苦笑したが、自分が攻撃陣をリードしなければいけないという自覚は強まっているはず。

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