【日本代表vsタイ代表 1月1日】
元日の国立競技場の午後。
石井正忠監督のタイは懸命に守って、前半は0-0。
だが、後半、日本が堂安律、中村敬斗を投入すると流れは大きく変わった。
田中碧が51分に先制ゴール。
72分には中村敬斗。この男にはゴールの感覚がある。
74分、堂安律のコーナーキックがオウンゴールを生んで3点目。
82分、川村拓夢がヘッドで4点目。
68分から伊東純也に代わってピッチに入った南野巧実は、この日も「打っても入らない」状況が続いていた。
1vs1の決定的な場面でもなぜか枠を外してしまう。
そんな南野拓実がロスタイムに4度目のシュートでやっとゴールを挙げることができた。
5点目だから普通は喜びのパフォーマンスは見せない。
右手の人指し指を遠慮がちに伸ばして、南野拓実はゴールの感触をかみしめた。
きっかけかもなあ、と思った。