1月3日、日本サッカー協会が公式ユーチューブを更新。恒例の『Team Cam』を公開したのだが、その中で注目されたのが、板倉滉の姿だ。
これまでにも、サッカー日本代表の活動のたびに公開されてきた『Team Cam』。試合前から試合当日までのチームに密着して、裏側の映像を公開して話題になってきた。今回は、『タイ代表戦の舞台裏|@TOKYO Dec 2023 - Jan 2024|SAMURAI BLUE』と題し、1月1日のタイ戦(国立競技場)とそこに至るまでのチームの様子を伝えている。
この試合に板倉滉はベンチスタート。CBには町田浩樹と藤井陽也が起用され、これが代表6試合目の26歳と、初出場の23歳がピッチに立った。
すでに実績も経験も十分の板倉はベンチから試合の様子を見守ったのだが、それでも存在感は抜群だった。『Team Cam』の映像にも、それが収録されている。
その最も顕著だった瞬間が、21分30秒頃からの様子。このとき、南野拓実がチーム5点目となるゴールを決めた。伊東純也と交代で途中出場した南野は、その直前に決定機を外していたが、それでも再び掴んだチャンスをきっちり生かしたのだ。
喜ぶ南野は当然だが、ベンチに座っていた板倉はそれ以上に喜んだ。その瞬間、ベンチにいる誰よりも最初に立ち上がる。谷口彰悟も反応したが、それよりも早かった。さらに、そのまま立ち上がってベンチ前に飛び出し、両手を上げて口を大きくあげる。カメラが板倉を追うと、他の選手が映らないほどに板倉はチームメイトの得点に喜びを表した。